来店不要の不動産担保ローンってあるの?来店不要の不動産担保ローンの申込・契約・手続きの流れ

man
「地方に住んでいて、簡単に東京に行けないのですが、来店不要の不動産担保ローンってありますか?」
「来店不要の不動産担保ローンの場合は、どうやって手続きをするのでしょうか?」

東京、名古屋、大阪、福岡、札幌であれば、いくつか不動産担保ローン会社がありますが、それ以外の地方の場合は、近くに不動産担保ローン会社がなく、都心部に行くとなると、時間も、交通費も、かかってしまうため、望ましくありません。そのようなタイミングで、利用したいのが「来店不要の不動産担保ローン」です。今回は、おすすめの来店不要の不動産担保ローンと、来店不要の不動産担保ローンの申込・契約・手続きの流れについて解説します。

来店不要の不動産担保ローンってあるの?

teacher
あります。

来店不要の不動産担保ローンの例

AGビジネスサポート不動産担保ローン

お申し込みからご融資までご来店不要!

日宝不動産活用ローン

必要書類をお揃えの上、ご来店頂くか、当社スタッフがお伺い致します。お客様のご質問に対し、『適確』にお答え致します。

楽天銀行不動産担保ローン

ご契約書類をお届けします。必要書類とともに返送してください。

契約書類にご記入・ご捺印のうえ、必要書類と一緒に楽天銀行へ返送してください。
ご不明な点は書類に記載の連絡先までお問合せください。

来店要の不動産担保ローンの例

東京スター銀行スター不動産担保ローン

ご契約に必要な書類すべてをお持ちのうえご来店いただき、ご提出ください。

セゾンファンデックス/事業者向け不動産担保ローン

ご掲示の必要書類をご持参のうえ、ご来店ください。手続き終了後、お客様の口座へお振込みいたします。

というように

  • 来店が必須の不動産担保ローン
  • 来店が不要の不動産担保ローン

の両方が存在しているのです。

一般的な不動産担保ローンでは

  1. 申込:オンライン
  2. 相談・問い合わせ:電話、メール
  3. 書類の提出:郵送
  4. 審査:不動産担保ローン会社が現地調査、立ち合い不要
  5. 契約:来店
  6. 抵当権変更:来店(契約と同時に持参した必要書類で、司法書士が抵当権変更の手続き)
  7. 入金:オンライン(銀行振込)

という手順が多いため、契約の段階で「来店」を必須としている不動産担保ローン会社が多いのです。

man
「なぜ、契約時に来店する必要があるの?」

理由としては下記のものがあります。

  1. 来店してもらった方がその場で契約内容の説明ができるから
  2. 来店してもらった方が「契約書の記入漏れ」「契約書の捺印の間違え」などが起こらないから
  3. 来店してもらった方がその場で必要書類を司法書士が受け取って、抵当権変更ができるから
  4. 顔を合わせて契約することで、返済への意識が高まるから

来店時にハンコ、必要書類を持参してくれれば

  • 必要書類の確認
  • 契約書への捺印場所の指示
  • 契約書へのサインする場所の指示
  • 契約内容の説明
  • 必要書類の受取から、司法書士が登記変更

という手続きがいっぺんにできることと、間違えがないため、スムーズに融資ができるのです。

teacher

とくに

  • 契約内容の説明

を顔を合わせて行うというのは、貸し倒れ率を下げるために必要なステップと考える不動産担保ローン会社も少なくありません。

顔を合わせることで、プレッシャーをかけることができますし、
契約内容の説明も、顔を合わせてやることで、不明点を解消し、誠実に返済しもらうことができるのです。

だからこそ、保守的な不動産担保ローン会社ほど「来店」にこだわるのです。

来店不要の不動産担保ローンの申込・契約・手続きの流れ

来店不要の不動産担保ローンの場合は

  1. 申込:オンライン
  2. 相談・問い合わせ:電話、メール
  3. 書類の提出:郵送
  4. 審査:不動産担保ローン会社が現地調査、立ち合い不要
  5. 契約:郵送(出張)
  6. 抵当権変更:郵送された書類で、司法書士が借入実行日に抵当権変更の手続き
  7. 入金:オンライン(銀行振込)

というのが一般的です。

「郵送」で契約書類を顧客に送って、顧客がそれに捺印して、必要書類を同梱して、返送することで、契約が完了します。

来店不要で「郵送」で契約ができるということは

  • 地方在住の人、地方の会社でも、全国対応の不動産担保ローン会社のサービスを利用できる
  • 来店にかかる手間や交通費をかけずに不動産担保ローンを利用できる

というメリットがある反面、デメリットや注意点もあります。

来店不要の不動産担保ローンを利用する上での注意点

注意点その1.書類が多いため、間違えやすい

不動産担保ローンで必要になる書類には以下のものがあります。

※不動産担保ローン会社によって、借りる方の属性(個人、個人事業主、法人)によって、必要書類は異なります。

申込時点の必要書類

  • 収入証明(写し):直近2年分(源泉徴収票、確定申告書(収支内訳書添付)、所得証明等)
  • 顔写真付き身分証明書(写し):免許証等
  • 健康保険証(写し)
  • 住民票:世帯全員・続柄記載のもの
  • 申告所得の納税証明書 その3の2
  • 固定資産税納税証明書もしくは領収書:2年分(担保物件分、通帳写しも可)
  • 市県民税納税証明書もしくは非課税証明:2年分
  • 国保納税納付証明書:2年分
  • 不動産担保ローン申込書
  • 利害関係者用不動産担保ローン申込書
  • 借入計画書
  • 改善計画書

契約時点の必要書類

  • 印鑑証明書
  • 本人確認書類
  • 不動産の権利証もしくは登記識別情報通知

契約書類

  • 貸付契約事前説明書
  • 連帯保証契約詳細説明書
  • 諸費用差引依頼書兼振込依頼書(入金用)
  • 預金口座振替依頼書(返済用)
  • 同意書
  • 本人確認書類等届出書(実質的支配者について)
  • 金銭消費貸借契約書(兼連帯保証契約書)
これだけの契約書類を間違えずに用意する、間違えずに記入する、間違えずに捺印する、というのは、よほど手慣れた方でないと、難しいのです。

来店をせずに、遠隔でこの作業をすると、失敗してしまうことが多いのです。

  • 必要書類を同封するのを忘れる
  • 必要書類が足らない
  • 必要書類の期限が切れている
  • 記入すべきところに記入がない
  • 捺印すべきところに捺印がない

来店不要の不動産担保ローン会社は、これらのことが起こらないように契約書類が送られてくるときに、付箋や記入例などを同封して、その上で電話で説明したり、出来上がったものの写メを送らせてチェックしたりするのですが、それでも不備は多々発生してしまいます。

ここでミスが起これば、また、郵送のやり取りが発生してしまうため、借入までに無駄な時間がかかってしまうのです。これは、来店不要の不動産担保ローンを利用する大きなデメリットと言えます。

注意点その2.融資まで時間がかかる

不動産担保ローンの場合は

  • 早ければ、最短3営業日
  • 平均的に、1週間

で融資が可能になっています。

しかし、来店不要の不動産担保ローンの場合は

  • 契約書類を郵送する(1日~2日)
  • 契約書類に記入する(1日~2日)
  • 契約書類を返送する(1日~2日)

と、3日~6日ほど郵送のやり取りで余計に時間がかかってしまうのです。

来店してのやり取りであれば、これは1日で終わる手続きです。

しかも、前述したように書類のミスがあれば、追加で

  • 間違えた書類を郵送する(1日~2日)
  • 間違えた書類を修正する(1日~2日)
  • 間違えた書類を返送する(1日~2日)

という手順が必要になってしまうのです。

teacher
融資までの時間がないのであれば、コストや手間がかかっても、東京に来てしまった方が早いのです。来店不要の不動産担保ローンは、融資までに時間がかかることに注意が必要です。

注意点その3.出張契約の場合は、実費負担が必要

来店不要の不動産担保ローンにも

  • 郵送で契約手続き

というのが主な方法ですが、一部の不動産担保ローン会社では

  • 出張で契約手続き

という方法も取れます。

出張契約というのも、いくつかパターンがあり

  • 本社の社員が出張して、訪問し、契約する
  • 支社の社員が出張して、訪問し、契約する
  • 提携している地方の不動産会社、司法書士事務所の担当者が訪問し、契約する

など、様々な方法があります。

man
「出張してくれるなら、その方が郵送より早くて楽でしょ。」

と思う、経営者の方も多いと思いますが「出張経費は実費」であることが多いので注意が必要です。

出張経費がかかるのであれば、自分が出張して不動産担保ローン会社に行くのと、コストは変わりません。

また、出張となると、出張する社員や提携会社の方のスケジュール調整が必要になるため、それほど日程をタイトに組むことができず、場合によっては郵送よりも、時間がかかってしまうケースがあります。

出張、訪問での契約も、デメリットが多い来店不要の不動産担保ローンと言えるのです。

来店不要の不動産担保ローンのよくある質問

その1.現地調査はどうやってやっているの?

不動産担保ローンでは、必ず「現地調査」という作業をします。

実際に物件を見に行って

  • 法令の確認
  • 近隣の不動産売買相場の確認
  • 隣地境界線の確認
  • 建物の損傷の確認

などをチェックして、正確な不動産の鑑定を行うのです。

man
「地方の物件の場合、現地調査はどうしているのでしょうか?」
teacher
提携している不動産会社、不動産鑑定士が現地調査を行います。

基本的に現地調査は、立ち合いが不要なものですので、全国各地に不動産鑑定ができる不動産会社、不動産鑑定士がいれば、そこに外注するだけで対応できるのです。

そのため、郵送でのやり取りでも、不動産担保ローンは利用できるのです。

その2.来店不要と明記していない不動産担保ローン会社でも、郵送契約は対応してくれるの?

来店不要と明記していない、来店が必要な不動産担保ローン会社でも、ケースバイケースで「郵送契約」「訪問契約」に対応してくれる可能性はあります。

とくに「金額の大きい借入」「不動産価値の高い不動産」などであれば、不動産担保ローン会社も、収益性が高いので、融通を利かせて対応してくれる可能性もあるのです。
teacher
実際に来店不要で対応できるのかどうかは、申込時点で担当者に聞いてみることをおすすめします。理由によっては、対応してくれる可能性も高いのです。

その3.来店不要の不動産担保ローンの方が審査は厳しいとかありますか?

傾向としては

やや審査が厳しいケースが多いです。

来店不要の不動産担保ローン会社 = 全国対応している不動産担保ローン会社

ということになるため、全国対応している不動産担保ローン会社とエリアに特化した不動産担保ローン会社では、その土地に対する査定ノウハウ、相場を把握しやすいエリアに特化した不動産担保ローン会社の方が審査が通りやすい傾向にあります。

逆に審査基準は同じぐらいに設定されていても、全国対応している不動産担保ローン会社の方が金利が高いケースもあります。

おすすめの来店不要の不動産担保ローン

1位.【個人・法人・個人事業主】SBIエステートファイナンス不動産担保ローン

人気ランキング1位9位24位34位
本社所在地東京都東京都東京都東京都
上限金利7.80%5.10%7.80%6.80%
事務手数料(税込)融資金額の2.2%~2.75%融資金額の2.2%融資金額の1.1%~3.3%融資金額の2.2%~2.75%
金利タイプ変動金利変動金利変動金利変動金利
遅延損害金19.80%19.80%19.80%19.80%
返済方式元利均等返済(ボーナス時増額返済併用可)元利均等返済(ボーナス時増額返済併用可)元金一括返済(多区画の場合、一部内入方式可)元利均等返済(ボーナス時増額返済併用可)
担保土地・建物に根抵当権設定土地・建物に根抵当権設定土地・建物に根抵当権設定土地・建物に根抵当権設定

申込時は店舗まで行かなくてはなりませんか?対象の方個人法人不動産事業者
ご都合が付かない場合はご自宅、事務所までお伺いいたします。お気軽にご相談ください。

来店不要の手続きの流れ

  • 申込フォームへの入力:ウェブサイト
  • 仮審査:不動産担保ローン会社側の作業
  • 必要書類の提出:メール・FAX・郵送
  • 本審査:不動産担保ローン会社側の作業
  • 契約:訪問

契約までの日数

最短3日

注意事項

対象エリアが、1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)と限られています。

2位.【法人・個人事業主】AGビジネスサポート不動産担保ローン

人気ランキング16位
本社所在地東京都
上限金利11.9%※2023年1月23日以降の新規契約に適用
事務手数料(税込)無料
金利タイプ固定金利
遅延損害金20.0%
返済方式元金自由返済/元金定率リボルビング返済
担保土地・建物に根抵当権設定

※ご契約は原則ご来店不要です。

来店不要の手続きの流れ

  • 申込フォームへの入力:ウェブサイト
  • 仮審査:不動産担保ローン会社側の作業
  • 必要書類の提出:メール・FAX・郵送
  • 本審査:不動産担保ローン会社側の作業
  • 契約:郵送

契約までの日数

最短3日

注意事項

金利が上限金利に近い高金利設定です。

3位.【個人・法人・個人事業主】オープンハウスグループ「アイビーネット」/不動産担保ローン

人気ランキング26位
本社所在地東京都
上限金利9.50%
事務手数料(税込)融資金額の2.2%
金利タイプ変動金利
遅延損害金20.00%
返済方式元金一括返済
担保土地・建物に根抵当権設定

仕事が忙しくて、営業時間内に店舗を訪問できないのですが、どうすれば良いでしょうか?

お申込みは、ネットやお電話、FAXで受付けいたします。また、必要書類は郵送やメールでご提出いただけます。アイビーネットの各店舗へお越しいただくか、担当者がご自宅・事務所へご訪問させていただくことも可能です。詳しくはお問合せください。

来店不要の手続きの流れ

  • 事前相談:不動産担保ローン会社側の作業
  • 申込フォームへの入力:ウェブサイト
  • 必要書類の提出:メール・FAX・郵送
  • 本審査:不動産担保ローン会社側の作業
  • 契約:郵送

契約までの日数

最短3日

注意事項

借入期間が最長2年と短期の借入になります。

まとめ

来店不要の不動産担保ローンってあるの?

あります。

通常の不動産担保ローンでも、来店が必要なのは「契約」のタイミングだけです。契約を「郵送契約」「出張契約(訪問契約)」にすることで、来店せずに申込から融資実行までできる不動産担保ローンも、少なくありません。

teacher

ただし、

  • 自分で書類を用意する必要があるので間違えやすい
  • 融資実行までに「郵送」のやり取り分時間がかかる
  • 出張契約(訪問契約)では、交通費の実費負担が必要なケースがある
  • やや審査が厳しい不動産担保ローンもある
  • やや金利が高金利に設定されている不動産担保ローンもある

というデメリットもあるので注意が必要です。

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