実際の不動産担保ローンの審査期間とは?審査期間を短くする方法、審査期間の短い不動産担保ローン会社


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man
「不動産担保ローンの審査にはどのくらい時間がかかりますか?」
「不動産担保ローンの審査期間を短くする方法はありますか?」
「審査期間の短い不動産担保ローン会社を教えてください。」

資金が必要な方にとってみれば「審査期間の長さ」というのは、重要な問題になってきます。実際に不動産担保ローンの審査期間はどのくらいかかるのか?実体験も踏まえて解説します。

不動産担保ローンの審査期間とは?

不動産担保ローンの審査では

  1. 仮審査(仮査定)
  2. 本審査

という2つの手順があります。

仮審査(仮査定・机上査定)

  • 不動産担保ローン会社の申込フォームから入力された情報
  • 不動産担保ローン会社の担当者が電話でヒアリングした情報

から、

  • 審査に通る可能性があるのかどうか?
  • 審査が通るとすれば、どのくらい借りられるのか?

を、ヒアリングした情報で仮に査定するものです。

この段階では、その物件の状態はわからず、登記情報とヒアリング情報のみに基づいた査定ですので、「仮査定」と呼ばれ、だいたいの目安をお客様に提示するためのものとして位置付けられています。

仮審査(仮査定・机上査定)の審査期間

ヒアリングした情報が出そろっていれば、後は、あらかじめ用意した計算式に入れるだけですので、ものの10分ぐらいで結果は出ます。

申込後、不動産担保ローン会社の担当者から電話がかかってきた時点で、仮審査の情報は出ているのです。

申込後、30分~1時間ぐらいの審査期間で、仮審査(仮査定・机上査定)の結果はでていて、伝えられると考えておきましょう。

目安としては

  • ノンバンクの不動産担保ローン → 最短1時間仮審査結果回答(実際は1時間~数時間後)
  • 銀行の不動産担保ローン → 最短翌営業日の仮審査結果回答(実際は翌日~3日後)

となっています。

銀行の方が営業時間が短かったり、決済を通すのに時間がかかるため、返答が遅れる可能性が高いのです。

SBIエステートファイナンス

申込みはどの様に行えばよいですか?対象の方個人法人不動産事業者
まずはお電話若しくは問合せフォームよりご相談もしくは仮審査のお申込みを行ってください。担当よりお申込方法のご案内をさせていただきます。

→ 仮査定あり

東京スター銀行

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来店不要で借りられるかわかる!

仮申し込み

→ 仮査定あり

ただし、不動産担保ローン会社によっては

  • 仮審査(仮査定・机上査定)という手順がない
  • 仮審査(仮査定・机上査定)が社内的に行われていても、顧客へ連絡しない方針

の可能性もあるので注意が必要です。

本審査

  • 不動産担保ローン会社の申込フォームから入力された情報
  • 不動産担保ローン会社の担当者が電話でヒアリングした情報

の情報に加えて

  • 不動産鑑定士、不動産鑑定ができる社員が現地に行って集めた情報

を元に、「査定」が行われ、担当者が「稟議書」を作成し、役員などの上長に決裁をもらって、最終的な「融資条件の提示jができることになります。

これが「本審査」です。

「現地調査」では

  • 建物の境界の確認(登記情報)
  • 建物の現況(雨漏り、シロアリ、腐食、給排水の故障、傾き、増改築、配管)
  • 建物の土地の法令・地目などを市区町村で確認
  • 近隣の不動産会社で、周辺物件の類似事例の取引情報の聞き込み

を行います。

これらの実際の情報も踏まえて、正確な不動産の価値が算定され、それに基づき、融資可否、融資条件が決定されるのです。

本審査の審査期間

本審査では

  • 不動産鑑定士が現地調査のために現地に行く
  • 融資担当者が稟議書を作成する
  • 上長に決裁をもらう

という手続きが必要になるため、それなりに時間を要するのです。

不動産担保ローン会社によって、本審査の審査結果が出るまでの時間は異なります。

SBIエステートファイナンス

融資まで何日ほどかかるでしょうか?対象の方個人法人不動産事業者
お申込いただいた後、最短3営業日でのご融資が可能です。

→ 最短3営業日

東京スター銀行

原則として、お申し込み書類のご提出後1週間以内に連絡させていただきます。

※ 状況により、多少お時間をいただく場合があります。あらかじめご了承ください。
※ ご融資内容および不足書類の内容により、追加書類をお願いする場合があります。

→ 書類の提出後1週間

セゾンファンデックス

融資まで何日かかりますか?

正式なお申込みをしていただいてから、最短1週間でご融資可能です。

→ 最短1週間

オープンハウスグループ「アイビーネット」

事前相談は最短即日!
融資も最短3日のスピード対応!!

※お申込みにあたっては、所定の審査がございます。
審査の結果によってはご希望に添えない場合がございます。

→ 最短3営業日

目安としては

  • ノンバンクの不動産担保ローン → 最短3営業日(実際は3日~1週間)
  • 銀行の不動産担保ローン → 最短1週間(実際は1週間~2週間)

となっています。

筆者が申し込んだ不動産担保ローンの実際の審査期間

セゾンファンデックス/事業者向け不動産担保ローン

申込:2019年9月11日(水) 9:08
簡易審査結果連絡:2019年9月11日(水) 13:08
必要書類のメール:2019年9月11日(水) 14:00
必要書類提出:2019年9月11日(水) 18:42
必要書類に関する確認連絡:2019年9月13日(金) 16:26
現地調査:時間不明
本審査結果連絡:2019年9月17日(火) 15:05

仮審査結果通知までの時間:4時間
本審査結果通知までの時間:4営業日
融資実行までの時間:6営業日

セゾンファンデックス/事業者向け不動産担保ローンを実際に借りてみた

AGビジネスサポート不動産担保カードローン

申込:2018/10/24 (水) 13:59
担当者からの連絡:2018/10/24 (水) 14:25
面談:2018/10/25 (木) 14:00
現地調査:2018/10/26 (金) 11:10
契約:2018/10/30 (火) 10:00

仮審査結果通知までの時間:30分
本審査結果通知までの時間:5営業日
融資実行までの時間:5営業日

AGビジネスサポート不動産担保カードローンを実際に借りてみた

SBIエステートファイナンス

仮審査申込:2018/06/25 (月) 15:09
仮審査結果:2018/06/25 (月) 15:28
面談:2018/06/27 (水):15:00
現地調査:2018/06/29 (金):11:00
本審査通過連絡:2018/7/2(月):13:43
契約:2018/07/6 (金):10:00
振込:2018/07/6 (金):12:00

仮審査結果通知までの時間:19分
本審査結果通知までの時間:6営業日
融資実行までの時間:10営業日

SBIエステートファイナンス不動産担保ローンを実際に借りてみた

不動産担保ローンの審査期間を短くする方法

方法その1.審査期間の短い不動産担保ローン会社に申し込む

当然ですが、不動産担保ローン会社によって審査期間というのは異なります。

基本的には

銀行不動産担保ローンよりも、ノンバンクの不動産担保ローンの方が早い

のですが、

実際に筆者が申し込んだ経験で言えば

が審査期間が短かったおすすめ不動産担保ローン会社です。

方法その2.現地調査の日程をできるだけ前倒しにする

不動産担保ローンの本審査で一番時間がかかるのは「現地調査」です。

「現地調査」自体に時間がかかるのではありません。「現地調査」は、2時間程度あれば終わるものです。

「現地調査」の日程調整に時間がかかるのです。

基本的に「現地調査」は立ち合いが不要なので、借りる側の都合というよりは、不動産担保ローン会社が担当者の日程です。

  • 不動産担保ローン会社の社員が行うケース
  • 不動産担保ローン会社が不動産鑑定士に依頼して行うケース

がありますが、申込が集中していたり、人員が不足してしまったりすると、現地調査の日時が後ろ倒しになり、審査期間が長くなってしまうのです。

そうならないためには

  • できるだけ現地調査の日程を早めてもらえるように担当者に要求すること
  • できるだけ早く資金調達がひつようであることを担当者にアピールすること

が重要です。

不動産担保ローン会社も、人員リソースが限られているので、急ぎのところと、そうでないところがあれば、急ぎのところから人員を回すからです。

teacher
積極的に「時間がないこと」をアピールしましょう。

方法その3.必要書類はあらかじめ複数枚用意しておく

不動産担保ローンの必要書類には

  • 本人確認書類
  • 所得確認書類
  • 資産証明書類
  • 借入対象不動産の資料
  • 申込関係書類

があります。

申込の必要書類の提出でつまづいてしまうと、全体の審査までの期間が長引いてしまうのです。

とくに

  • 住民票
  • 納税証明書
  • 登記簿謄本

などは、役所で発行する必要があるので、土日に発行できないなどの問題が出てくるのです。

  • 役所に取りに行く必要がある書類
  • 手元にない書類

は、あらかじめ複数枚用意しておきましょう。現在申込中の不動産担保ローンの審査が落ちてしまった場合、次の不動産担保ローン会社に申し込む可能性があるので、1部ではなく、3部ぐらい手元に置いておくべきなのです。

不動産担保ローンの必要書類はこちら

方法その4.時間を空けておく

不動産担保ローンの申し込みの手順は

  1. ウェブサイトで申込
  2. 担当者が申込情報で仮審査
  3. 担当者が申込者に電話連絡でヒアリング、同時に仮審査結果を通知
  4. 必要書類を用意して、本申込
  5. 担当者が現地の日程調整
  6. 現地調査実施
  7. 審査結果の連絡、条件提示
  8. 契約

という手順が一般的です。

  • 融資担当者が電話をかけても、出てくれない
  • 融資担当者のメールに返信が遅い
  • 申込書類の準備に時間がかかる

という状況が続くと、その分だけ、審査期間が伸びてしまうのです。

早期に審査を終わらせるためには、ある程度自分の時間を空けて、すぐに融資担当者の指示に従って対応する必要があるのです。
teacher
資金が不足しているときは、時間の確保が難しくなってしまうこともわかりますが、できるだけ不動産担保ローン会社の担当者からの連絡や指示には速やかに対応できるだけの時間は確保しておきましょう。

方法その5.不動産担保ローンは複数社に並行で申込む

不動産担保ローンの場合は

  1. 申込
  2. 仮審査
  3. 本審査
  4. 条件提示

まで進んでいても、

  • 契約

をしていなければ、断ることが可能です。

だとすれば

  1. 不動産担保ローン会社A社に申込
  2. 不動産担保ローン会社A社の審査
  3. 不動産担保ローン会社A社の審査落ち
  4. 不動産担保ローン会社B社に申込
  5. 不動産担保ローン会社B社の審査
  6. 不動産担保ローン会社B社の審査落ち
  7. 不動産担保ローン会社C社に申込
  8. 不動産担保ローン会社C社の審査
  9. 不動産担保ローン会社C社の審査通過
  10. 不動産担保ローン会社C社の契約

という順番で不動産担保ローンに申し込むのではなく

  1. 不動産担保ローン会社A社、B社、C社に申込
  2. 不動産担保ローン会社A社、B社、C社の審査
  3. 不動産担保ローン会社C社の審査通過
  4. 不動産担保ローン会社C社の契約

という手順の方が、全体でかかる審査期間を短縮できるのです。

いちいち、審査に落ちてから、次の不動産担保ローンを選ぶという手順を踏む必要性はないのです。一気に申込をした方が、必要書類を集めるのも、一遍にできるので時間も、手間も、短縮できます。

一度に3社申し込んで、3社とも審査が通った場合は、一番条件の良いもの(低金利のもの)を選べば良いので、一気に不動産担保ローン3社に申し込むことに対するデメリットはほぼないのです。

おすすめの不動産担保ローン会社はこちら

審査期間の短い不動産担保ローン会社

人気ランキング1位9位24位34位
本社所在地東京都東京都東京都東京都
上限金利7.80%5.10%7.80%6.80%
事務手数料(税込)融資金額の2.2%~2.75%融資金額の2.2%融資金額の1.1%~3.3%融資金額の2.2%~2.75%
金利タイプ変動金利変動金利変動金利変動金利
遅延損害金19.80%19.80%19.80%19.80%
返済方式元利均等返済(ボーナス時増額返済併用可)元利均等返済(ボーナス時増額返済併用可)元金一括返済(多区画の場合、一部内入方式可)元利均等返済(ボーナス時増額返済併用可)
担保土地・建物に根抵当権設定土地・建物に根抵当権設定土地・建物に根抵当権設定土地・建物に根抵当権設定
人気ランキング3位
本社所在地東京都
上限金利9.90%
事務手数料(税込)融資金額の2.2%※調査料含む(訪問契約の場合+2.2~4.4万円)
金利タイプ変動金利(年2.75%~4.55%)、固定金利(年4.5%~9.9%)審査によって決定
遅延損害金20.00%
返済方式元利均等返済
担保土地・建物に抵当権設定
人気ランキング26位
本社所在地東京都
上限金利9.50%
事務手数料(税込)融資金額の2.2%
金利タイプ変動金利
遅延損害金20.00%
返済方式元金一括返済
担保土地・建物に根抵当権設定

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まとめ

不動産担保ローンの審査期間は

仮審査

  • ノンバンクの不動産担保ローン → 最短1時間仮審査結果回答(実際は1時間~数時間後)
  • 銀行の不動産担保ローン → 最短翌営業日の仮審査結果回答(実際は翌日~3日後)

本審査

  • ノンバンクの不動産担保ローン → 最短3営業日(実際は3日~1週間)
  • 銀行の不動産担保ローン → 最短1週間(実際は1週間~2週間)

かかるのが一般的です。

teacher
  • 審査期間の短い不動産担保ローン会社に申し込む
  • 現地調査の日程をできるだけ前倒しにする
  • 必要書類はあらかじめ複数枚用意しておく
  • 時間を空けておく
  • 不動産担保ローンは複数社に並行で申込む

という点に心がけて、なるべく審査期間を短くして、早期に資金調達が完了するように心がけましょう。

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