オリックス銀行の不動産担保ローンは、すでに持っている不動産を担保に、別の不動産や設備を買うための資金を調達するローンです。生活資金や運転資金に幅広く使う一般的な不動産担保ローンとは設計が違い、借入金額の下限が2,000万円に置かれています。ここでは公式ページに「2026年9月1日現在」として掲げられている商品概要から、対象地域・金額・期間・金利を確認します。
公式ページで確認できる条件
- 借入対象不動産は首都圏・近畿圏・名古屋市・福岡市の居住用不動産。地域内でも取り扱いを差し控える場合があると注記されています。
- 借入金額は2,000万円以上、2億円以下。下限が高く、少額の資金調達には向きません。
- 借入期間は1年以上35年以下。不動産担保ローンとしては長い部類です。
- 借入金利は変動金利型(短期プライムレート基準)で年2.425%〜年4.425%。毎月見直され、月中に見直すこともあると明記されています。
- 保証料不要・団体信用生命保険つき・口座開設不要(一部取り扱いできない金融機関あり)と掲げられています。
資金使途は「次の不動産を買う」ことが中心
公式ページは、この商品を「すでにお持ちの不動産を担保として、海外不動産や別荘、賃貸用不動産の購入資金などにご活用いただけるローンです」と説明しています。主な特長として挙げられているのは次の3点です。
買う側の不動産はどこでもよい。ただし担保に出す不動産の所在地・種類には制限があると注記されている。
下限が2,000万円。小口の資金繰りには使えない設計。
1年以上35年以下。長期で組めるぶん、毎月の返済負担は下げやすい。
ここが独特です。担保に出す不動産は首都圏・近畿圏・名古屋市・福岡市の居住用に限られる一方で、その資金で買う不動産はどこにあってもよい。公式ページが例として挙げているのは、海外の投資用不動産の購入・借りかえ資金、国内外の別荘の購入・借りかえ資金、低圧太陽光発電設備の購入資金です。

商品概要(2026年9月1日現在)
| 項目 | 公式ページの記載 |
|---|---|
| 借入対象不動産 | 首都圏・近畿圏・名古屋市・福岡市の居住用不動産(上記地域内でも取り扱いを差し控える場合がある) |
| 借入金額 | 2,000万円以上、2億円以下 |
| 借入期間 | 1年以上35年以下 |
| 借入金利 | 変動金利型(短期プライムレート基準)年2.425%〜年4.425% |
| 保証料 | 不要 |
| 団体信用生命保険 | つき |
| 口座開設 | 不要(一部お取り扱いできない金融機関がある) |
| 正式申し込み | 当社住宅ローンプラザへ来店 |
金利は申込時ではなく借入日のプライムレートで決まります。公式ページは「実際の借入利率は、申込時ではなく、借入日のプライムレートを基準とした以下金利の範囲内で決定します」「当社所定のプライムレート、およびプライムレートを基準とした以下金利は、毎月見直します」と明記し、さらに「金利動向によっては、月中に見直しをすることがあります」と続けています。申込から借入までの期間が空くほど、前提が動く余地があります。
短期プライムレートそのものの動きは短期プライムレートは今いくらかで確認してください。
借り入れまでの6ステップ
回答は電話またはメールで返る、と案内されている。
場合によってはStep2・Step3を省略できると注記がある。
事前審査の結果を受けて進む。正式申し込みは住宅ローンプラザへ来店する。
オリックス銀行側の工程。
お客さま側の工程として案内されている。
オリックス銀行側の工程。
来店が前提になっている点は、審査の進み方を探している場合には向きません。逆に、金額が大きく期間も長い借入れでは、対面で条件を詰められることが利点になる場面もあります。
2026年8月に資本関係が変わっている
商品そのものとは別に、運営会社の位置づけが変わっています。オリックス銀行のウェブサイトには次の注記が掲示されています。
「オリックス銀行株式会社は、2026年8月に大和証券グループである株式会社大和ネクスト銀行の完全子会社となり、現在、オリックス株式会社との間に資本関係はありません。当社は、一定期間、現在の商号を継続して使用する予定ですが、これはオリックス株式会社が当社の事業に関与することを示すものではありません。」
社名に「オリックス」が残っていても、オリックス株式会社の関連会社ではなくなっているということです。商号は一定期間そのまま使う予定とされているため、名前だけで資本関係を判断することはできません。グループの信用力を理由に選ぶ場合は、この点を踏まえて確認してください。なお、この注記は商品条件の変更を告知するものではなく、本記事で扱った商品概要は2026年9月1日現在としてページに掲載されているものです。
どんな人に向くか
首都圏・近畿圏・名古屋市・福岡市に居住用不動産を持ち、その資産余力で2,000万円以上の不動産や設備を買いたい人。
数百万円規模の資金が必要な人。下限が2,000万円のため、そもそも申し込めない。
担保に出す不動産が対象4地域の外にある場合。地域内でも取り扱いを差し控える場合があると注記されている。
ほかの金融機関と条件を並べて比べたい場合は、銀行の不動産担保ローンまとめや、りそな銀行の不動産担保ローンもあわせて確認してください。以下は当サイトの商品データにもとづく詳細です。
オリックス銀行不動産担保ローン
オリックス銀行不動産担保ローンとは
オリックス銀行不動産担保ローンは、オリックス銀行が提供している個人向けの不動産担保ローンです。オリックス銀行はオリックスグループの信託銀行です。
オリックス銀行不動産担保ローンは個人向けの不動産担保ローンですが、事業性資金に利用できないことはもとより、不動産購入、不動産建築、不動産担保ローンの借り換え、相続税支払い資金、自社株購入資金にしか利用できない不動産担保ローンです。
他の個人向け不動産担保ローンがプライベート資金なら使途自由になっているのと比較するとかなりお資金使途は狭く設定されています。
オリックス銀行不動産担保ローンの大きな特徴は「上限金利がかなりの低金利であること」「銀行が提供する信頼性」「ご家族名義の居住用不動産も利用可能」「最高2億円の借入が可能」「最長35年の借入が可能」「変動金利と固定金利が選べる」という点が挙げられます。
一方でかなり厳しい利用条件が設定されています。「担保物件は首都圏・近畿圏・名古屋市・福岡市の居住用不動産」「マンション(区分所有建物)の場合は専有面積40㎡以上、一戸建ての場合は土地面積が60㎡以上」「資金使途は不動産購入費用、相続費用のみ」「同一勤務先に3年以上勤務されている方」「前年度の税込み年収が500万円以上」「借入時の年齢が満30歳以上60歳未満で、最終返済時80歳未満の方」・・・
他の不動産担保ローンと比較すると申込条件、担保物件条件、資金とが厳しく設定されている分、低金利の不動産担保ローンと言えます。
なかなかこの条件をクリアできる方はいないのですが、クリアできるのであれば低金利の不動産担保ローンとして検討する価値はあるでしょう。
オリックス銀行不動産担保ローン商品概要
| 金融機関名 | オリックス銀行株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都 |
| プラン名 | 不動産担保ローン |
| 下限金利 | 2.425% |
| 上限金利 | 4.425% |
| 事務手数料(税込) | 融資金額の1.1% |
| 融資金額最大 | 20,000万円 |
| 個人利用 | ○不動産購入費用、相続税支払、自社株購入のみ |
| 事業性資金利用 | - |
| おまとめ・借り換え利用 | - |
| 融資スピード | 約1ヶ月 |
| 最長返済期間 | 420ヶ月 |
| 申込み可能エリア | 全国 |
オリックス銀行不動産担保ローンメリット
- 上限金利がかなりの低金利であること
- 銀行が提供する不動産担保ローンの信頼性
- ご家族名義の居住用不動産も利用可能
- 最高2億円の借入が可能
- 最長35年の借入が可能
- 変動金利と固定金利が選べる
オリックス銀行不動産担保ローンデメリット
- 担保物件は首都圏・近畿圏・名古屋市・福岡市の居住用不動産
- マンション(区分所有建物)の場合は専有面積40㎡以上
- 一戸建ての場合は土地面積が60㎡以上
- 資金使途は不動産購入費用、相続費用のみ
- 同一勤務先に3年以上勤務されている方
- 前年度の税込み年収が500万円以上
- 借入時の年齢が満30歳以上60歳未満で、最終返済時80歳未満の方
オリックス銀行不動産担保ローンおすすめポイント

最大のメリットは「上限金利が3%台の低金利である」ことです。オリックス銀行は信託銀行ですから、顧客ターゲットはある程度資金がある富裕層なのです。
だからこそ、不動産投資の資金、相続税の支払資金に限り、低金利で不動産担保ローンを提供しているということになります。
- 生活費への利用はNG
- 事業資金への利用はNG
- カードローンなどの借り換え・おまとめ利用はNG
・・・
と資金使途を限定しているからこそ、貸し倒れリスクも小さく、低金利で不動産担保ローンが提供できるのです。
かなり異質の不動産担保ローンですが、金利が低金利ということは大きなメリットと言えます。
オリックス銀行不動産担保ローンおすすめできないポイント

低金利で不動産担保ローンである代わりに色々な条件設定が厳しいことがおすすめできないポイントです。
資金使途
- 不動産購入資金
- 相続資金
利用条件
- 30歳~60歳、完済時年齢80歳
- 年収500万円以上
- 勤続年数3年以上
- 返済負担率35%以内
担保条件
- 担保物件は首都圏・近畿圏・名古屋市・福岡市の居住用不動産
- マンション(区分所有建物)の場合は専有面積40㎡以上
- 一戸建ての場合は土地面積が60㎡以上
- 土地の権利形態が所有権のもの
ですから、不動産担保ローンを利用したいと思っている方のほとんどは利用できないのです。条件がかなり厳しいことがおすすめできない理由です。ここまで厳しいということは、審査も厳しく、融資までにかかる審査の時間も長いことが推察されます。
オリックス銀行不動産担保ローン金利
不動産担保ローンの中では上限金利はかなりの低金利設定です。変動金利と固定金利がありますが、それほど金利差があるわけではないので、金利上昇が不安な方は固定金利を選ぶことをおすすめします。少しでも利息負担を小さくしたい方は変動金利を選びましょう。
| 下限金利 | 2.425% |
| 上限金利 | 4.425% |
| 金利タイプ | 変動金利 |
オリックス銀行不動産担保ローン審査
申込条件が年収500万円以上、勤続年数3年以上、返済負担率35%以上という設定になっていることからも、審査はかなり厳しめの設定と考えて良いでしょう。上限金利が低金利ということは、それだけ審査は厳しく見ているということなのです。
オリックス銀行不動産担保ローン融資可能額
不動産担保ローン融資可能額は300万円~2億円です。不動産担保ローンの中では平均的な設定と言えます。
| 融資金額最低 | 300万円 |
| 融資金額最大 | 20,000万円 |
| 担保掛目最大 | - |
オリックス銀行不動産担保ローン事務手数料
事務手数料は借入金額の1.1%(税込)と高めの設定となっています。事務手数料以外に印紙代や登記費用が実費で発生します。
| 事務手数料(税込) | 融資金額の1.1% |
| 解約料・返済事務手数料 | - |
オリックス銀行不動産担保ローン対象
| 個人利用 | ○不動産購入費用、相続税支払、自社株購入のみ |
| 事業性資金利用 | - |
| おまとめ・借り換え利用 | - |
| 不動産担保カードローン | - |
オリックス銀行不動産担保ローン融資スピード
融資までは約1カ月ほど見ておくと良いでしょう。かなり慎重な審査になるため、融資スピードは期待できません。
| 融資スピード | 約1ヶ月 |
オリックス銀行不動産担保ローン担保・保証人
| 担保 | 土地・建物に根抵当権設定(第1順位のみ) |
| 家族保有不動産の担保可否 | ○ |
| 保証人 | 原則不要。担保提供者の連帯保証が必要。法人の場合は法人経営者の連帯保証が必要 |
オリックス銀行不動産担保ローン申込条件
必要書類
| 申込必要書類 | 本人確認書類/収入確認書類/金融資産の確認書類/購入対象不動産の事業計画、賃貸契約など |
申込可能年齢
| 申込み可能年齢 | 完済時年齢~80歳 |
申込可能エリア
| 申込み可能エリア | 全国 |
オリックス銀行不動産担保ローン返済方法
| 最長返済期間 | 420ヶ月 |
| 遅延損害金(年率) | - |
| 返済方式 | 元利均等返済 |
オリックス銀行不動産担保ローンご利用までの流れ
- 【利用者】 WEBで相談受付
- 【不動産担保ローン会社】 事前審査に必要な書類提出の依頼、ヒアリング
- 【利用者】 必要書類の提出
- 【不動産担保ローン会社】 事前審査
- 【不動産担保ローン会社】 事前審査結果、正式申込みの手順の通知
- 【利用者】 正式な借入申込書および申込必要書類の提出
- 【不動産担保ローン会社】 審査
- 【不動産担保ローン会社】 審査結果の通知
- 【不動産担保ローン会社】 融資実行の手続き(契約など)
- 【利用者】 融資金額の受取
オリックス銀行不動産担保ローン口コミ・評判
参照した一次情報
- オリックス銀行「不動産担保ローン」(商品概要は2026年9月1日現在)
- オリックス銀行「オリックス銀行ウェブサイト」資本関係に関する注記









【2025年】おすすめ不動産担保ローン!資金調達の専門家が「絶対」におすすめしたい不動産担保ローンランキング





金利の低さ
6
知名度や安心感
8
融資まで70のスピード
8
審査の通りやすさ
7
限度額の大きさ
6
7点/10点
満足
職種:会社員・団体職員
不動産担保ローン資金使途:投資資金
不動産担保ローン利用額/限度額:400万円~500万円未満
担保不動産の所有者:自分
不動産担保ローン返済期間:30年~
この不動産担保ローンを選んだ理由
利用限度額の大きさ
審査が通ったから
知名度
選択した不動産担保ローンを利用していて良かった点・満足しているところ
今回利用したオリックス銀行の不動産担保ローンですが、1000万円の中古ワンルームマンションの購入に当たって、金利2.65%、期間30年、融資金額900万、融資割合90%ということで自己資金を100万程度入れました。
\nフルローンも可能ということでしたが、毎月赤字となってしまうので今回は自己資金を入れることにしました。
\n他社では、2割〜3割の自己資金が必要と言われましたが、オリックス銀行では1割で済みましたので、3戸まで買い進めることが出来ました。期間も私が今40才ということもあり、55年-築年数ということで最大の30年ローンを組むことが出来、毎月の返済額も抑えることが出来ましたので非常に満足しております。
選択した不動産担保ローンを利用していて悪かった点・不満
オリックス銀行の不動産担保ローンにおいて、利用に当たって一番不満だったのは金利です。ソニー銀行だと1.95%だったのですが、融資割合が7割ということで自己資金全部使ってしまうことになるので仕方なくオリックス銀行を使いました。
\n後、他行ではネットですべて完結できるケースもあるのですが、オリックス銀行の場合は融資前に面談があり、聞き取りした内容で審査を行ってから金銭消費貸借契約となり、結構時間が掛かりました。又、昨今では預金のエビデンスなども現場で見せないといけず、ネット証券やネットバンクなどにはいちいちログインしないといけなかったので非常に面倒でした。オリックス銀行の場合、融資の上限が年収の10倍程度と言われており、あと一件しか購入できないと言われているのでもう少し融資してほしいと思います。